凋れゆく高き春の香身に染みつ

こんにちは。
4月に入っていろんな方がいろんな所で新しい生活がスタートしていますね。わたし自身に大きな変化はないのですが、環境が変わったりやることも増えたりとアワアワしながら4月が始まりました。
今年から大学生になった妹と来週から姉妹二人暮らしをする予定で、引越しの準備もしながらバタバタ駆け回っています。暫く妹とは離れて暮らしていましたが、2人でニトリとかFrancfrancとか、3COINSとかインテリアや食器を見ながら買い物をするのは楽しいです。
今のお部屋はどちらかというと暖色系で赤や焦げ茶を基調にした部屋になっているんですが、次の部屋は紺色と白を基調にしようかななんて彼是考えています。でも紺色のカーテンだとかシーツだとか見ていたら「男の一人暮らしやん」って言われて、まあ確かに……ととりあえず檸檬のクッションを買い足しました。気持ち爽やかになりました🍋


今日も少し京都の方に用があって、いい感じに時間があったのでまたこうろちゃんと落ち合って平野神社に桜を見に行きました。
色んな種類の桜やお花があってとても楽しかったです。来週ぐらいに行ったら平野妹背が見頃なぐらいかな…?露店やお花見の席が用意してあって、桜の花の入った冷酒や升酒も飲めるみたいでした…少し飲みたかったな……🍶

あと誕生日プレゼントだって西利のお漬け物と湯葉のお吸い物を貰いました。嬉しい。


最近もちまちま短編ばかりですが気になったものを読んでいて、この間のエイプリルフールには織田作之助の『四月馬鹿』を読みました。
このお話は織田作之助と交流のあった武田麟太郎に聞いた話や彼のエピソードをコミカルな作風で綴った小説で、少し森見登美彦なんかと近い印象を感じたりケッケッケと武田が笑うのにもしかして文アルの織田の笑い方ってここから?と感じたり憂鬱な満員電車の中楽しく読めました。
でもこの武田麟太郎は3月31日に亡くなっていて、その訃報を4月1日の新聞で知ったラストシーンが端書きからノリは変わらないのに何処か物悲しくて印象的でした。
(ごめんなさい凄く唐突にネタバレした)

それから坂口安吾のエッセイで彼のバラエティに富んだいろんなお話に元気をもらったり、「胃が弱いからあんまり量が飲めないので、とりあえずめっちゃ強いお酒でガツンと酔います。麦酒は水です」みたいな記述にいや飲むんかーいと突っ込んだり最近の電車の時間は少し楽しいです。春バテというか(どちらかというと年中憂鬱な時は憂鬱ですけど)、妙に気分がしょぼしょぼとした時に読んだ『孤独と好色』というエッセイも、何だか共感ができる部分があっていつの人も同じような気持ちを抱えているものなんだなあとも思ったり。坂口三千代さんの『クラクラ日記』が気になる今日この頃です。

更にここ数日は萩原朔太郎の娘の葉子さんの書いた『天上の花』という三好達治についての小説を読んだり、短編レパートリーの中に太宰も加えてみたり、少しずつ色々と読み進めています。もし何かおすすめのお話などあったらお気軽に教えてくださいね。いま結構タイトルでパッと選んでいるので……笑 
正直『人間失格』のイメージばかりだった太宰ですが『グッドバイ』と『美男子と煙草』あたりを読んでみたらこの人思いのほか面白い人なんだなと気付いて、もっと早く読んでおけば良かったなって少し悔やまれました。
最近読んだ中では『秋風記』がお気に入りで、お話の展開も表現もヒリヒリとするし終始泣きそうな声で綴っているような感じがするのに、彼なりの愛情も感じられてわたしは結構好きでした。
太宰だと今はほぼタイトルの雰囲気で選んだのですが、『花燭』を読んでいます。楽しいね。


ここの所碌に映画も見れていないし(グレイテストショーマンは観ました)(めっっっちゃエンターテインメントでした、楽しかった)、2次元も殆ど嗜めていないのに、お付き合い下さってありがとうございます🥂
本日はこれにて

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